※本記事では、『神血の救世主』174話の戦闘描写や展開に触れます。
174話は、ヴァンキッシュとディアマンテの死闘が「力押し」から「スキルの押し合い」に切り替わる回です。
この記事では、174話で何が起きたのかを流れで整理しつつ、私見として「変わり続けるヴァンキッシュ」と「変われないディアマンテ」の差がどう戦闘に出たのかを考察します。
また、ヴァンキッシュの新スキル「呪血繚乱」が“どこが真骨頂なのか”も噛み砕いて書きます。
前話ー173話 本気のヴァンキッシュvsディアマンテ
173話では、ディアマンテに押され続けていたヴァンキッシュが「今出せる7割の力」で立ち向かい、なんとか互角まで持ち込みました(あくまで力の押し合い)。
しかし、力だけのぶつけ合いだと決め手に欠ける。
そこで両者は、次の一手として“技術(スキル)”で穴を埋める方向に舵を切った、という流れです。
つまり174話は、その「次の手」が正面からぶつかると読み取れる回ですね。
本編ー174話 能力の押し合い
ヴァンキッシュの能力
ヴァンキッシュは大量の薔薇を生み出すスキル「呪血繚乱」を発動。
対するディアマンテは、お馴染みのスキル「深淵の白」を発動します。(攻略者:ハウガンも使用)
ディアマンテは“見慣れない型”のスキルに一瞬困惑しつつ、ヴァンキッシュが強くなっていることにも気づく。
そこでヴァンキッシュの攻撃が飛んできて、その疾さにも驚くんですが、ディアマンテも即座に反撃してくるんですよね。
普通なら、その反撃=凍結で終わりそうなところ。ところがヴァンキッシュは極低温状態から脱してみせる。
ここ、ディアマンテが強者だからこそ「変化」に気づけた瞬間でもありそうです。
弱い相手なら、そもそも観察せずに押し潰して終わるはずなので。
ヴァンキッシュ反撃
凍結スキルから脱した直後、鋭い反撃がディアマンテに刺さります。
しかもディアマンテ側の凍結が“効かない”ように見えることで、ディアマンテは困惑する。
一方で、ヴァンキッシュの花は増殖を続けている。
増殖に伴って、ヴァンキッシュ自身も強くなっていく流れです。
そしてヴァンキッシュが言うんですよね。
「ほっとくと手がつけられないぞ」と。
この言い回しが良い。強がりというより、“仕様としてそうなる”と分かっている口ぶりなので、呪血繚乱の怖さが伝わります。
力が同等だったはずのところから、スキルで上積みしていく感じが174話の芯だと思います。

変わるヴァンキッシュ、変わらないディアマンテ
ここで回想に入ります。
ディアマンテとヴァンキッシュが、長い期間で交わしてきたやり取り。
ディアマンテは変わらない。しかしヴァンキッシュは、次々と変化をディアマンテに見せてきた。
- 孤児を引き取る
- 結婚して子どもを見せる
- 国を作り、王になる
- 見た目が激変し、吸血鬼になったりする
- 新たなスキルを身につける
こういう変化に対して、ディアマンテは「疲労じゃないか」と問い返す。
でもヴァンキッシュは「変化は退屈しない生活になる」と返す。
ディアマンテも弟子を取るなどして変わろうとしたが、結局変われなかった。
乾いた退屈した日常。そこで場面が現在の戦闘に戻ります。
この回想、単なるエモさじゃなくて、戦闘のテーマに直結していると思います。
ヴァンキッシュは“同じことの繰り返し”を嫌がる人間性。
ディアマンテは“強者との戦い”でしか退屈を埋められない。
だからこそ、呪血繚乱みたいに「増えて、変わって、強くなる」方向は、ディアマンテの価値観そのものをえぐると感じますね。

加速して強くなるヴァンキッシュ
呪血繚乱により花を増やし続け、その過程でスキルの鋭さも増していく。結果として、全盛期すら凌駕する強さを思わせる勢いを見せます。
ディアマンテは、過去に死力を尽くして戦った記憶を思い出す。
それでも退屈が埋まらない。
そこで怒りをヴァンキッシュへ放つんですが、花の能力で攻撃を避けられ、さらに強烈な一撃を受ける流れです。
そして花の効果について、作中では「運営者対策用のスキル」というニュアンスで語られているように見えます。
花の増加に伴い、
- 強力な補助バフを付与
- 相手能力の無効化(解析→対策のような挙動)
といった、いわば“コンピュータ的な自動解析”に近い働きをする強力なスキルだと整理できます。
最後に、ヴァンキッシュは友であるディアマンテへ、寂しさや退屈を教えるために「教えてやる」と挑発して終わる。
この締め方、煽りというより「お前の空虚さは分かる。だから見せる」という友としての宣言にも読めます。
だからこそ、次の回が“最後の戦いの伏線”に繋がる可能性も感じました。次話についてはこちら👈175話

考察
ヴァンキッシュの進化
今回登場した新スキルの強さは、正直かなり衝撃でした。
対運営者に向けて何もしていないわけがない、とは思っていましたが、まさか時間経過で補助強化が増え、さらに相手のスキルを解析して無力化までしてくるとは。。。
たとえるなら「適応していく」系の能力に近い印象で、私は呪術廻戦の摩虎羅よりも“理屈としては凶悪”に見えました(笑)。
もちろん別作品なので同列比較はできませんが、それくらい「放置したら終わる」圧があります。
ディアマンテとヴァンキッシュの変化
意外だったのは、変わりに変わったヴァンキッシュと、今まで互角で戦い続けていたディアマンテの関係です。
ヴァンキッシュが変化し、技術やスキルを積み上げたのに、それに追いつくディアマンテも十分“怪物”なんですよね。
最後にヴァンキッシュが「かかってこい化物」みたいなニュアンスで言っているので、作中でもそこは一致しているように見えます。
つまり、変化の物語でありながら、ディアマンテの格も落としていない。そこが174話の上手さだと思います。
まとめ
174話は、ヴァンキッシュとディアマンテの死闘が「スキルの押し合い」に完全移行し、ヴァンキッシュの新スキル「呪血繚乱」の真骨頂が見えた回でした。
特に、花の増殖=強化と解析の積み上げが、ディアマンテの凍結(深淵の白)に対して明確な“上振れ”を作っているのがポイントです。
一方で、ディアマンテが追いついてくる怖さも残っているので、次回(またはその次)でどう決着の形を作るのかが気になりますね!
※コメントの際は日本語でお願いいたします。


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