本記事は筆者独自の考えと感想に基づいたものです。公式設定や絶対的な強さランキングではなく、あくまで“私の視点”から見た考察であることを最初に強調しておきます。
アクション漫画やアニメにおいて「雷・電気系のキャラ=強い」は定番。しかし、なぜかその作品の一位の座には届かない印象がありませんか?ここでは代表的なキャラ4選の例を挙げ、その理由を解説していきます。
雷・電気系キャラ選定基準
評価基準(例)
今回のランキングや考察は、以下の基準をもとにしています。
- アニメ化されている作品であること
→ 多くの読者に認知度があり、比較対象として分かりやすい。 - 作中で活躍が描かれていること
→ 強さが“印象”だけでなく、戦闘シーンで実際に表現されている。 - 筆者自身が作品を理解していること
→ ネットの情報だけでなく、筆者が読んだり視聴した範囲で解釈できるもの。
※このため、超マイナーな作品や筆者が未読の作品は対象外にしています。
エネル(ワンピース)
ワンピースに登場する「ゴロゴロの実」の能力者。雷そのものに変化できるロギア系悪魔の実の持ち主で、攻撃範囲は空島全体に及び、数億ボルト級の雷撃を自在に操ります。心臓を止められても雷で蘇生するなど、チート級の再生能力まで持っています。
作中でも、ルフィ以外のキャラには圧倒的な力を見せつけました。スカイピア編で彼が放った雷撃は、敵味方関係なく蹴散らすほどの規模で、まさに“神”そのものの存在感を示しています。
しかし、ゴム人間のルフィに雷を完封。しかも覇気を持たず、ギア2を持たないルフィに完封されてしまったため「弱いのでは?」という印象を持つ人も多いでしょう。ですが、これは単に相性の問題。ルフィ以外には無双できたはずで、作品内でも“最強格”であるのは間違いありません。
ピカチュウ(ポケモンシリーズ)
世界的に知られるサトシの相棒ポケモン。アニメ版では数々のジム戦やリーグ戦で勝利し、対人戦ではほぼ無敗に近い実績を残しています。サトシの成長を象徴する存在であり、ポケモンの“顔”でもあります。
戦闘スタイルは俊敏さと電撃による広範囲攻撃。小さな体ながら、大型ポケモンや格上の相手をも倒してきました(相性が悪い地面タイプのポケモンにも)。
ただし、映画に登場したアルセウスやイベルタルといった“神クラス”の伝説ポケモンには勝てないのも事実。どれだけ頑張っても、世界の頂点に立つ存在には届きません。つまり、ピカチュウは「最強の一般ポケモン」ではあるが「世界最強」にはなれないキャラだといえます。
キルア(ハンター×ハンター)
ゾルディック家の出身で、暗殺一家に育てられた天才少年。作品序盤から高い戦闘力を誇っていましたが、中盤以降に雷を利用した念の必殺技を獲得しました。代表的な強技は「疾風迅雷」や「電光石火」などがあげられます。仲間たちが負けている格上相手(キメラアントの王直属護衛軍ユピーを一時的に)を圧倒する描写が多いため戦闘センスもかなり高いものと思われます。
しかし「ピトーを討伐した時のゴン(通称ゴンさん)」や「メルエム(キメラアントの王)」と比べると、どうしても一歩、二歩及びません。ゴンやメルエムは作中の“規格外”であり、いくらキルアが成長しても追いつけない壁を感じさせます。彼は“作中トップクラス”であるものの、“最強の存在”にはなりきれないキャラです。
鹿紫雲 一(呪術廻戦)
呪術廻戦に登場する最強クラスの呪術師(※男性)。彼は電気に近い性質の呪力を扱うキャラで、雷撃のような高速・高威力の技を連発することが可能です。その中でも「幻獣琥珀」という技は、自身を大幅に強化する代償付きの奥義で、圧倒的な力を見せました。
鹿紫雲の魅力は、圧倒的な攻撃力だけでなく「戦闘センス」にもあります。相手の隙を見逃さず、連撃で追い詰める姿はまさに“雷神”のようです。作中でも五条悟を倒した直後の宿儺と対戦するなど、最上位戦力として描かれました。
しかし結果は敗北。作品内でのポジションは間違いなく“最強クラス”ですが、“ラスボス”の宿儺という壁には届きませんでした。この点がまさに「強いが一番ではない」ことを証明しています。
まとめ
雷・電気系キャラは、圧倒的な攻撃力やスピードを武器にほぼ必ず上位層に食い込む強キャラです。しかし、作品の構造上「主人公」や「ラスボス」には届かず、一歩手前で止まることが多い。
これは物語演出の都合もあり、雷キャラは「強さの象徴」でありながら「最強の象徴」にはならない役割を担っているのではないでしょうか。
⚡ 雷キャラ=作中上位の“準最強ポジション”
これが筆者が考える共通法則です。
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