本記事は筆者(シマYi)の独自の感想・解釈です。公式見解ではありません。ネタバレと暴力描写への言及があります。
『神さまの言うとおり弐』とは
『神さまの言うとおり弐』(原作:金城宗幸/作画:藤村緋二)は、理不尽な“神の遊び”を突破していくデスゲーム漫画。主人公は明石靖人。仲間を失いながらも「生き抜く」ことに徹底的にしがみつく姿が、とにかく熱い。連載は週刊少年マガジン、全21巻完結です。
私は「マガポケ(Magazine Pocket)」というアプリで読みました。無料掲載の範囲はキャンペーンによって変動するので、最新状況はアプリ内で確認を。
主人公・明石靖人の魅力
明石靖人は「絶対に生き延びる」という強烈な意思を持つキャラ。
圧倒的な力を持つキャラや天才的頭脳を持つキャラが登場する中で、彼が中心に立ち続けるのは本作最大の見どころです。
別作品『GANTZ』のように群像劇に苛立ちを覚えた読者でも、明石の能動性と突破力には応援したくなるはずです。
ネタバレ注意:印象的な名場面
セイン・カミとのジャンケン
セイン・カミとの対戦で、明石はグーを出しながら殴る!!という発想で勝利します。
ルールの抜け道を突いた大胆な行動は、本作を象徴する“逆転の発想”です。

けんけんぱと東浜佑の死
空中のけんけんぱステージでは、仲間の東浜佑が命を賭して明石に未来を託します。
この場面は喪失感と共に「仲間の意思を背負う主人公像」を鮮明にしました。

世界が広がる後半
後半は前作キャラも絡み、物語は「誰が神になるのか」というテーマに拡大。
単なるデスゲームを超えたメタ的な問いが提示されます。
見どころ
見どころ | 特徴 | 例 |
---|---|---|
逆転発想 | 爽快 | セイン・カミ戦の“グーで殴る”など |
喪失の重み | 切実 | けんけんぱでの東浜佑 など |
世界観の拡張 | スケール感 | 前作キャラとの交錯 など |
『ブルーロック』とのつながり
本作の原作者・金城宗幸は、現在『ブルーロック』(作画:ノ村優介)の原作も担当。
「勝者を選別する」「生き残る者の論理」というテーマは共通しており、両作のファンは必見です。
個人的には神さまのいうとおり弐の方が好きです。
まとめ
『神さまの言うとおり弐』は、理不尽を突破する明石靖人の執念と、失った仲間の重みを背負う人間ドラマが光る作品です。逆転の発想による攻略は爽快でありながら、喪失の悲しみも突き刺さる。
デスゲームものに疲れた人にも、「納得できる勝利」が描かれる本作はおすすめです。
※記事はあくまで筆者の独自の考えであり、引用画像は最小限・出典明記を推奨します。
※コメントは日本語でお願いいたします。
コメントを残す コメントをキャンセル