はじめに
※本記事は『神血の救世主』第168話の内容を含みます。未読の方はご注意ください。
今回の第168話では、第三階層“因果の鎖”に突入し、主人公・透晴と常盛がそれぞれ“過去”と向き合う展開となりました。
また、前話で均衡(ノミア)を撃破したことで勢いづく透晴たちですが、今回の試練は単なる戦闘ではなく、“心”そのものを試されるような内容でした。
この記事では、ストーリーの要点を整理しつつ、筆者独自の考察を交えて分析していきます。
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前話のおさらい
前話(167話)では、透晴が新スキルを発動し、均衡(ノミア)を圧倒。敗北を認めた均衡は渋々支持を行い退場しました。
その後、常盛に対して悲劇(トラゴーティア)から「次の試練=第三階層」への警告が伝えられ、物語は次の段階へ。
今回の神血の救世主 168話では、その第三階層の試練“因果の鎖”がいよいよ開始されます。
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神血の救世主 168話本編
審議の時間(前半パート)
好奇心(エルピス)が前話・前々話で得た「3つの支持」について確認を行うところから始まります。この場面では、他の運営者たちの間に微妙な緊張が走ります。
透晴が均衡(ノミア)の分霊体を圧倒したことにより、彼らは「透晴が裁判の中で想定外の速度で成長している」と判断。
さらに、不敵な笑みを浮かべるエルピスに対して、他の神々が警戒を強める描写がありました。
そこで筆者が注目したいのは、
“エルピスが透晴を成長させている”という描写。
これは、今後の展開で透晴が神々の中でも“例外的な存在”へ進化していく伏線ではないかと考えます。
そのため、単なる試練突破ではなく、「神側の意図的な介入」が始まっているように見えました。

第三階層「因果の鎖」開始
審罰が終わり、透晴たちは新たな試練の地へ。また常盛が次の試練へ移動を開始。周囲から見れば、常盛は冷静と判断されております。
そして転移後、常盛は透晴と合流。ところが、透晴の姿は子供の姿に縮んでおり、明らかに異常事態が発生していました。
その瞬間、常盛は制服を着て特急電車内へ、透晴は家の玄関前へとそれぞれ別々の場所へ飛ばされます。
ここから物語は、2人の“過去”へと切り替わります。

過去の再現と因果の罠
常盛の過去
彼が飛ばされたのは、“家族を異界生物に奪われた日”。悲劇の現場をもう一度体験させられる形で、心のトラウマを再現されるものでした。
そこから、常盛はすぐに状況を理解し、家族へ電話を使用し「逃げろ」と叫びます。が、その直後にシーンが切り替わり、異界生物が攻めてくる家の玄関前に移動。
過去の改変
 玄関前で異界生物を発見した常盛は、即座に迎撃し、瞬殺。
「今回は間に合った」と安堵します。
しかし、その直後、背後に現れたのは——悲劇(トラゴーティア)。そして不気味に笑う彼女の口から、常盛捕縛完了と告げられます。
因果の鎖のルール
悲劇(トラゴーティア)によれば、この試練の条件は以下の3つ。
- 因果に囚われた者は永遠に解放不可。
- 試練から抜け出せない者には、悲劇を視認することすらできない。
- 悲劇(トラゴーティア)の分霊体を倒すことでのみ突破可能。
つまりこの試練は、ただのバトルではなく、精神と記憶の牢獄です。
筆者はこの仕組みを見て、「常盛と透晴の“過去への執着”を断ち切るための試練」だと感じました。
そのため、単なる戦闘力ではなく、“心の整理”こそが突破の鍵になる展開でしょう。

神血の救世主 168話についての筆者考察
今回の話で重要なのは、「常盛が幻想を現実だと信じ込んでいるような表情を見せている点」です。
常盛は「今回は家族を救えた」と口にしますが、これは明らかに悲劇(トラゴーティア)の作った偽りの世界。その“幸福な記憶”に囚われてしまうと、永遠に抜け出せない——まさに“因果の牢”。
一方、透晴は母親のいた過去へ飛ばされています。この二人の“過去と家族”というテーマが共通していることから、この試練は心の絆と執着の両方を試す心理戦である可能性が高いです。
 また、悲劇(トラゴーティア)の分霊体の強さは不明ですが、均衡(ノミア)より上位ではなく、3王クラスと予想。
もしくは、透晴と合流後の共闘で突破する流れになるとしたらゴエティア以上の強さに設定されているのではないでしょうか。
神血の救世主 168話についてのまとめ
- 第168話では、第三階層「因果の鎖」が開幕。
- 常盛と透晴がそれぞれ過去に飛ばされ、“因果の牢獄”に囚われる。
- 試練条件は「悲劇(トラゴーティア)の分霊体撃破」。
- 今回の試練は、戦闘よりも精神と記憶の克服が鍵。
- 筆者の見解では、幻想と現実の狭間に気づくことが勝利条件。
- また、他の運営者から支持を得る為立ち回るかも期待。
神血の救世主 168話は、物語の“心”を掘る重要な回でした。
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